比叡山山頂にガーデンミュージアム比叡という庭園がこの春オープンした。コンセプトは、「印象派画家の絵画庭園美術館」というユニークなもの。 比叡山山頂にガーデンミュージアム比叡という庭園がこの春オープンした。コンセプトは、「印象派画家の絵画庭園美術館」というユニークなもの。
もともとこの場所にはながらくミニ遊園地とお化け屋敷があったのだがそんな痕跡は微塵もなく生まれ変わっている。
交通手段としては、車なら比叡山ドライブウェイでドライブがてら来ることになる。また、叡山電鉄「八瀬遊園」からケーブル・ロープウェイで来るほか、京都駅や三条京阪などからのバスもある。
四季折々の花が咲き乱れ、作品が随所に陶版画で飾られている。
飾られている作品は、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホなど代表的な印象派画家の44点。
カフェやショップ、展望台、ギャラリーなどもあり、2時間〜半日くらいゆっくり滞在できる。
また、京都市街や琵琶湖も眼下に一望できる。
真冬以外は営業しているが、やはり多くの花を見ようと思うとゴールデンウィークから10月までが見頃だと思う。
作品の前に立って、庭園を眺めていると、自分がその絵を描いているような気分になって面白い。
左の写真は、お花畑の中をちょうど日傘を差した婦人が歩いていて、まるでモネの「ひなげし」を彷彿とさせる。
同じ場所でも日が傾くと、また違った色彩が現れ、印象派画家たちが移り変わる光を表現しようとした感覚が分かるような気がする。
庭園を歩くとフランス郊外、ジルベニーのモネの家の庭を思い出す。
読者のあなたも天気の良い日を選んでぜひ訪れていただきたい。印象派画家の作品に親しみを感じるとともに、ガーデニングで咲かせてみたい花に出会うことができるであろう。
交通アクセス
叡山ロープウェイ「比叡山頂」より徒歩1分
京阪バス 54、56、57系統「比叡山頂」下車すぐ
※営業時間：通常9:30〜17:30
夏期（7/20〜8/30）9:30〜20:30
冬季（12/1〜3/31）10:00〜16:00
休園日：3/20〜11/30；無休 冬季；火曜（祝日は翌日へ振替、1/1〜3は営業） 1/15〜2/末は閉鎖
入園料：大人1,000円、子供500円 冬季はそれぞれ半額