西山の、善峰寺の北の山中に小さな寺がある。
善峰寺の開祖、源算上人のゆかりの寺である。
背後の山が仏具の三鈷に似ていることから三鈷寺(さんこじ)と言われる。
ここに来るには、ほとんど車かタクシーになるであろう。なお、善峰寺の境内からも通じている。
念仏道場の聖地として発展したが、応仁の乱の兵火で荒廃。
現在は本堂や廟を残すのみである。
眼下の眺めは素晴らしい。遠く京都市街地までも一望でき、さらにその背後に東山連峰が見える。
坂道を登ってきた疲れも吹っ飛んでしまう。
また、東山に名月が昇る様は絶景といわれる。
交通アクセス
阪急 京都本線「東向日」「西向日」よりそれぞれ車で15分。「桂」より車で20分。
JR 京都線(東海道本線)「向日町」より車で15分。
※境内自由
※駐車場あり