今熊野の泉涌寺の北側に、今熊野観音寺がある。 今熊野の泉涌寺の北側に、今熊野観音寺がある。
秋には杉並木の参道が紅葉で美しく彩られる。
大きな寺だが訪れる人も少ない穴場といえる。拝観も自由で駐車場も無料なので、泉涌寺界隈の観光の起点にもってこいである。
平安時代、弘法大師が開いた。西国第十五番札所でもある。
高低差のある境内に、本堂、大師堂、講堂、多宝塔、鐘楼などが配置される。
木々が深く生い茂り、中でも休憩所からの紅葉は圧巻である。
春は桜が美しいが、これも比較的訪れる人は少ない。
初夏はツツジやサツキ、冬は椿と四季折々の花も見逃せない。
知恵授けと頭痛除けの御利益があるとされるが、転じて近年ぼけ封じの名所として脚光を浴びているようだ（ぼけ封じ霊場観音第一番札所を名乗っている）。
観音様の周りのぼけ封じのおちゃめな石仏が、何ともいえない雰囲気を醸し出している。
交通アクセス
JR 奈良線・京阪電鉄 本線「東福寺」より徒歩15分
市バス 202、207、208系統「泉涌寺道」より徒歩10分
市バス 100、202、206、207、208系統、京都バス 18系統「東山七条」より徒歩18分
※境内自由
※駐車場あり（無料）
