81 雙栗神社(京都府久御山町)

 久御山町佐山の府道15号線近くに雙栗神社(さぐりじんじゃ)という古社がある。

 ちょうど第二京阪道の佐山IC(2003年春開通)のそばである。

 参道のうっそうとした森が古社の風格を表している。宅地開発や工業化にさらされた付近にあって、鎮守の森のように残っているのが印象的。

 正確な建立時期は定かでないが、既に貞観元年(859年)に従五位下の神格に列せられている。

 参道の途中に、大きな石灯籠が一対あるが、それぞれに階段がついていて面白い。

 本殿は檜皮葺で重要文化財。室町時代の明応3年(1494年)に改修されたもの。

 近所の人が犬の散歩に来るぐらいで、ほとんど人はいない。

 ふと、通り過ぎてしまうような、ときが止まったような錯覚を受ける神社である。


交通アクセス

近鉄 京都線「大久保」より徒歩13分
JR 奈良線「新田」より徒歩15分
第二京阪道 佐山IC(2003年春開通)より車で5分

※境内自由
※駐車場あり(無料)


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