今回は我が輩が毎年春に必ず訪れるマイナーな場所をご紹介したい。 今回は我が輩が毎年春に必ず訪れるマイナーな場所をご紹介したい。
春、周山街道の上中付近を走ると、東の山の麓にぽっとピンク色に染まった場所がある。往来の車が遠くから見つけて、田んぼのあぜ道を進んでくることも多い。
中道寺という小さな寺である。
由来は古く聖徳太子の孫、弓削王の時代に建立されたとされるが、詳しいことは謎である。
本堂と収蔵庫のみで、人も住んでいない。収蔵庫には平安時代の増長天立像（重要文化財）が納められている。
だいたい4月中旬に境内正面にある3本の大きなハナモモが満開になる。我が輩はこの景色が大好きである。
これといって見所のある寺ではないが、この時期ユキヤナギの白、レンギョウの黄、ハナモモの紅、桜のピンクが大変美しい。
天気の良い日に小一時間眺めるだけで癒される気がするのである。
交通アクセス
周山バスターミナルから町営バス・JRバスで15分、「上中」より徒歩5分
周山より車で約15分
※境内自由 重要文化財見学は要連絡（0771-54-0971）
※駐車場スペースあり