伏見の新油小路、洛南新都市エリアに目立つビルがある。 伏見の新油小路、洛南新都市エリアに目立つビルがある。
京セラの本社ビルである。
ここに、京セラ文化事業の一環として無料で開放されている美術館がある。
まずは受付で記帳をすませ、1階の美術館へ。
現代日本画、中国清代の乾隆ガラス、陶器、洋画、彫刻、ピカソ晩年の銅版画（347のシリーズ）などがゆったりと陳列されている。
目を引くのが現代日本画の大家、東山魁夷、平山郁夫などの名画である。
人影はまばらで静かで贅沢な空間が楽しめる。
エスカレーターで2階に上がると、京セラファインセラミック館がある。
焼き物の歴史や仕組みからセラミックの応用技術まで分かりやすく解説されている。
ソーラーカーなどの近未来テクノロジーの展示もあってちょっとした社会見学気分である。
このような空間を京セラ本社に来るビジネスマンだけに独占させてはもったいない。近くにきた折りには立ち寄ってみてはいかがだろうか。
一つ残念なのは土日祝日が閉館であること。公開日を増やして更なる社会貢献を期待したい。
交通アクセス
近鉄 京都線「伏見」より徒歩12分
市バス 南1〜3系統「パルスプラザ前」より徒歩1分
※ともに平日10:00〜17:00、入館無料（受付で記帳のこと）
※自家用車での来場は禁止