「京都裏道案内 100 蓮花寺」のすぐ東側に崇道神社がある。崇導神社とも表記されるが「祟りを導く」という名前からして、魔界スポットの匂いがプンプンする。 「京都裏道案内 100 蓮花寺」のすぐ東側に崇道神社がある。崇導神社とも表記されるが「祟りを導く」という名前からして、魔界スポットの匂いがプンプンする。
参道両側から空を覆う樹木で、昼でももの凄く暗い。霊感の強い人なら寒気が来そうな程である。
祭神は崇道天皇だが、歴代天皇にこんな名はない。これは早良親王のことである。
平城京から長岡京に遷都された際、藤原種継暗殺事件が起き、桓武天皇は実弟の早良親王に謀反の疑いを掛ける。そして親王は淡路島流刑の途上、無実を訴えて大山崎で断食死する。
その後平安遷都後も度重なる災厄が起き。桓武天皇は親王の祟りを鎮めるために祟道天皇と追号し、都の鬼門にあり、交通の要衝（大原・若狭への街道筋）のこの地に建立したという。
御霊信仰の始まりだが、この神社は崇道天皇のみを祭神としている。
写真は参道奥の拝殿と本殿。大きくはないが造りはしっかりとしている。
付近一帯はもともと遣隋使を輩出した小野氏の里でもあり、小野妹子の子、小野毛人（おののえみし）の墓や小野神社もある。
写真は禊池だろうか。綺麗な水か山腹から落ちている。
なお、近くに超弩級の裏道スポットがあるのだが、他言無用と厳しく戒められているのでここでは語らない。何かの縁で我が輩と一緒に行くか（そんな機会はないか）、自分で探して頂きたいのである。
交通アクセス
叡山電鉄 叡山本線「三宅八幡」より徒歩6分
京都バス 10、13〜19系統「三宅八幡」より徒歩4分
※境内自由
※駐車場あり