出町柳の川端通に写真のような小さな山門がある。 出町柳の川端通に写真のような小さな山門がある。
それをくぐると萩の美しい常林寺がある。
天正元年（1573年）、念仏専修僧、魯道により創建。
加茂川と高野川の合流点に近いので砂地の土壌であり、萩がよく育つという。
勢いの良い萩が参道の石畳にまで被さっている。参道を歩くには萩をかき分けて行くほどで、小さな境内はさながら萩の花で埋まったような風景になる。
紅紫や白の小さな花がたわわに咲き誇る。見頃は9月中旬〜下旬。
人気のない境内なのでつい腰を下ろして小一時間ほど眺めてしまう。
地味な花だが、夏の暑さも終わり、秋の訪れを感じさせる風情がある。
写真は地蔵堂。若狭街道を往来する人々の信仰を集めたという。
交通アクセス
京阪電鉄 鴨東線「出町柳」より徒歩1分
叡山電鉄 叡山本線「出町柳」より徒歩2分
市バス 1、3、4、17、201、203系統、
京都バス 10、13〜21、23、41、43系統「出町柳駅前」より徒歩1分
※境内自由
※駐車場あり