伏見深草に瑞光寺という小さな寺がある。 伏見深草に瑞光寺という小さな寺がある。
別名、元政庵といい、江戸時代初期の明暦元年（1655年）に、彦根藩の家臣だった石川元政が出家して庵を結んだ。
親孝行で有名な上人は古人の句に詠われたり水戸光圀が感銘を受けて墓碑を建てることを申し出たほど（時の住職が辞退）だとという。
本堂も茅葺き屋根の簡素な佇まいで、上人の清貧の遺徳を偲んでいるようだ。
境内は狭いながら四季折々の花が美しい。
毎年3月18日は元政忌が執り行われ、遺宝展も公開される。
JRの線路の反対側に元政上人の墓があり、三本の竹が墓標として植えられている。
所在地：伏見区深草坊町4
交通アクセス
京阪電鉄 本線「深草」より徒歩7分、「藤森」より徒歩9分
JR 奈良線「稲荷」より徒歩8分
市バス 南8系統「龍谷大学前」より徒歩10分
※境内自由
※駐車場あり