八幡市のほぼ中央に、松花堂庭園がある。江戸時代初期の石清水八幡宮の僧でもあった、松花堂昭乗ゆかりの地である。 八幡市のほぼ中央に、松花堂庭園がある。江戸時代初期の石清水八幡宮の僧でもあった、松花堂昭乗ゆかりの地である。
庭園と美術館、料亭、茶室、ミュージアムショップからなる。
松花堂昭乗は若くして書画、和歌、茶の湯などに優れ、当時一流の文化人たちと交流があった。それらの遺構が当地のそこかしこに散りばめられている。
庭園は2万2千平米と広く、茶室（松花堂）と枯山水の内園と、竹林、せせらぎ、茶室、椿園などからなる外園に分かれる。
内園は撮影禁止である。右の写真は内園入り口の門構え。
四季折々の花が美しいが、特に竹林と椿は種類が多く、見応えがある。
訪れる人も少なめで、まずまず穴場と言えるだろう。
京都では幕の内弁当よりも縁高に仕切って華やかに盛りつけた松花堂弁当の方がポピュラーである。
むろん、その名の通り当地が発祥である。敷地内には料亭の京都吉兆の松花堂店が入っており、予約すれば松花堂弁当が食べられる。
庭園や竹林を眺めながら食べた松花堂弁当はなかなか美味であった。
所在地：八幡市八幡女郎花43
交通アクセス
京阪バス 「大芝」下車すぐ
第二京阪 「八幡東」ICより車で約8分
京滋バイパス 「久御山淀」ICより車で約12分
名神高速・京滋バイパス 「大山崎」ICより車で約13分
※庭園入園料：大人400円,美術館入園料：大人400円（庭園と同時利用の場合割引有り）
※休園・休館日：月曜（祝日の場合はその翌日）、年末年始
※松花堂弁当予約先：京都吉兆松花堂店：075-971-3311
※駐車場あり