天王山の中腹に、素敵な美術館がある。 天王山の中腹に、素敵な美術館がある。
アサヒビール大山崎山荘美術館といい、国の有形文化財としても登録されている。
JR「山崎」駅と阪急「大山崎」駅からそれぞれ徒歩10分程度だが、両駅からは無料のシャトルバスが運行されている。
もともとは大阪出身の実業家、加賀正太郎が大正初期〜昭和初期に建てた山荘であった。
近年荒れ果てた山荘をアサヒビールが買い取り、京都府、大山崎町の補助も活用して修理拡張、平成8年（1996年）に美術館として開館した。
広大な敷地に英国式の本館、半地下の新館（安藤忠雄が設計）、庭園などが整備され、モネの「睡蓮」「アイリス」「日本の橋」やアサヒビール初代社長の収蔵コレクションなどが展示されている。
常設展示の他に企画展が盛んに行われている。
本館二階の一角は喫茶室になっており、テラスからは敷地内の庭園、遠くに石清水八幡宮のある男山、その間に天王山の古戦場や木津、宇治、桂の三川の合流が見渡せ、眺望は素晴らしい。
一階にはミュージアムショップがあり、オリジナルグッズが販売されている。
庭園の散策は無料で和風、洋風、池泉、芝生広場やレストハウスがあり、四季折々の風情が楽しめる。
山崎、天王山探訪の際にはぜひ立ち寄って頂きたい。
所在地：大山崎町銭原5-3
休館日：月曜（祝日の場合は翌日に振替）臨時休館、開館あり
交通アクセス
JR 京都線（東海道本線）「山崎」より徒歩10分
阪急電鉄 京都本線「大山崎」より徒歩10分
両駅より無料シャトルバス（20〜30分に1本）あり
※入館料：大人700円