京都裏道案内228 万灯呂山展望台と木津川を挟んだ対岸に、甘南備山（かんなびやま）という山がある。 京都裏道案内228 万灯呂山展望台と木津川を挟んだ対岸に、甘南備山（かんなびやま）という山がある。
ここの展望台からは眺望と夜景が楽しめる。
当てる漢字は「神奈備」「神南備」「神無火」もあり、古くから霊山として崇められてきた。また平安京の南の基点ともされ、この山と船岡山を結んだライン上に朱雀大路が引かれたという。
京都裏道案内41 一休寺［酬恩庵］近くの手原川を登っていくと、駐車場がある。ここから登山道（といってもアスファルトの広めの車道がメイン）を登ることになる。
山と言っても標高217.5mなので30分あまりで展望台に着く。
途中、桜の芝生広場やアジサイの咲く水辺がある。他にも紅葉の森、キンモクセイの小道、野鳥や花木、昆虫の森など地元の人の憩いの場になっている。
展望台近くの山頂に神奈備神社がある。
鬱蒼と茂った森の中に小さい厳かな社殿があり、歴史の重みを感じる。
夜景は手前が京田辺市で宇治、京都市街、乙訓地域が見渡せる。写真はまだ夕暮れであるが、道すがら外灯の類はないので早めに下山したのである。
夕方以降の女性の一人歩きは危険なのでやめておこう。
所在地：京田辺市薪甘南備山
交通アクセス
登山口まで
JR学研都市線「京田辺」より徒歩30分
近鉄京都線「新田辺」より徒歩35分
車なら上記駅より約10分
※駐車場あり