寺之内通から浄福寺通に入ると、風情のある石畳、織屋や工房が並ぶエリアがある。
この並びに、織成館(おりなすかん)という、西陣織の手織り文化を伝えるテーマ館がある。
昔ながらの織り屋の風情を伝える梁と高い天井、採光窓、庭など、京都の伝統的な職人の空間が広がる。
順に案内もしてもらえ、工房見学も出来る。工房では伝統工芸士の職人が機織機を動かしながら、糸を取り替えながら紋様を織る様を説明してもらえる。一つの帯を作るのに何週間もかかる息の長い作業である。
西陣織というと「わーきれい!え、高っ!」となって見るだけで終わることが多いが、実際の製作を見たら安く感じるから不思議である。
予約すれば、半日かけた本格的な手織り体験も出来る。
飲み物と菓子も振る舞われるので、庭を眺めながら憩うことも出来る。
手織りの小物なども販売されている。
西陣散策の拠点としてもお勧めである。
所在地:上京区浄福寺通上立売上ル大黒町693(上京区大黒町693)
交通アクセス
市バス 51、59、201、203系統「今出川浄福寺」より徒歩6分
6、46、59、92、206系統「千本上立売」より徒歩6分
※入館料:大人500円、開館 10:00〜16:00(休館日、月曜(祝日は開館)、年末年始)
※駐車場有り