316 正法寺(和束)(京都府和束町)

 茶所和束町の中央部の南の山裾に、正法寺(しょうほうじ)という古寺がある。

 正法寺は西京区や八幡市など何カ所もあるが、この寺は「しょうほうじ」と濁らずに読む。

 天平年間(728〜744年)に聖武天皇の皇子を弔うために建立されたのを起源とする。

 起伏のある境内はモミジがたくさん植えられ、例年11月下旬に最盛期を迎える。大銀杏も紅葉に花を添える。

 ライトアップイベントも行われることもある。

 紅葉を見るなら、地勢の関係で午前中の方が光の回りが良く、美しい。

 ほとんど観光客が来ないので、静かなものである。

 茶所らしく、境内からは茶畑が一望でき、景色がよい。

 町内には美味しい宇治茶(和束茶)を扱う店が何軒かある。お土産にはもってこいである。


所在地:和束町南下河原71

交通アクセス

JR「加茂」より奈良交通バスで「山の家前」下車、徒歩5分
国道163号線「井平尾」交差点より車で約10分

※境内自由
※駐車場あり


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