桜や紅葉の名所で知られる真如堂。その西の山門の脇にひっそりとした寺がある。 桜や紅葉の名所で知られる真如堂。その西の山門の脇にひっそりとした寺がある。
真如堂の塔頭寺院、法伝寺である。寺であるが神仏混交で、だきに天と言われる。
ダキニは漢字表記は何通りかあるがユニコード表記できない環境の場合文字化けするのでかな表記にした。法伝寺では写真にある字である。
春の桜はその濃密さが凄い。寺が桜で埋まったよう。
ダキニとは本来はヒンドゥー教の魔女であるが、日本では密教の教えから入り、神道の稲荷と習合し独自の信仰に発展したという。
ここも古くは真如堂の稲荷堂であった。
観光客は真如堂に一直線に入っていくため、これだけの桜でも人がいない。もったいないことである。
石畳の参道脇に休憩所があり、一息入れるにも丁度良い。
屋根の裏側には三十六歌仙の額が並び、なかなか豪華な雰囲気だ。
所在地：左京区浄土寺真如町
交通アクセス
市バス 5、快速5、特5、17、27、32、93、203、204系統「錦林車庫前」より徒歩7分
※境内自由