長岡京市西部の奥海印寺エリアに、走田神社（はしりだじんじゃ）という古社がある。 長岡京市西部の奥海印寺エリアに、走田神社（はしりだじんじゃ）という古社がある。
奥海印寺・長法寺地区の産土神である。走田とは祭祀に用いる初穂を作る田、早田（早稲田）のことで当社は五穀豊穣を司る。乙訓十九座の一つである。
アジサイの植わった道を登ると山に向かって二つ目の鳥居がある。この南に寂照院という寺があり、かつてはこの寺の鎮守社であった。
また周辺は幾つもの古墳があり、古代より祭祀や儀式、信仰を集めてきたことが分かる。
鬱蒼とした森の中の長い階段を登る。
石垣と塀に囲まれた建物が見えてくる。
能舞台の拝殿の先に本殿がある。独特の意匠の覆屋が特徴的だ。
境内には大きなヤマモモの木もある。
弓講といわれる矢を射る神事を始め、幾つもの行事が行われている。
所在地：長岡京市奥海印寺走田3
交通アクセス
阪急 京都本線「長岡天神」より徒歩20分
※境内自由
※駐車場あり