亀岡の湯の花温泉郷の手前に、アショーカ苑という大きな墓地がある。楓をはじめとした植栽が美しいが、そのエリアを通り抜けると、秘蔵の紅葉スポットがある。 亀岡の湯の花温泉郷の手前に、アショーカ苑という大きな墓地がある。楓をはじめとした植栽が美しいが、そのエリアを通り抜けると、秘蔵の紅葉スポットがある。
苗秀寺（みょうしゅうじ）という曹洞宗の寺院である。
11月の境内は圧巻である。苔むした地面、整然とした石垣や石畳、モミジのトンネルはただ言葉を失う。
広い駐車場もあり、拝観料も不要。これだけの景観なのに訪れる人はほとんどいない。
古刹であるが、明智光秀の丹波攻めの兵火で一度壊滅しており、詳しい歴史は分からない。創建は奈良時代にさかのぼるという。
江戸時代初期、寛永2年（1624年）に曹洞宗として再建された。
本堂周辺は枯山水系のしつらえとなっており、禅宗の雰囲気も保っている。
鐘楼の足下を見るとライオンや象などが柱を支えている。
隣接するアショーカ苑と合わせ、若干パラダイス系が入っている気がしないでも無い。
庭園や樹木はよく手入れされており、紅葉以外にも春の椿や桜も美しい。
境内奥には大日堂、稲荷社なども配されている。
湯の花温泉に訪れた際には、ぜひ立ち寄って頂きたい。
所在地：亀岡市稗田野街佐伯大門47
交通アクセス
JR 山陰本線（嵯峨野線）「亀岡」から車で10分
京阪京都交通バス 「上佐伯」から徒歩5分
京都縦貫自動車道（京都丹波道路）「亀岡」ICから車で5分
※境内自由
※駐車場あり