伏見桃山丘陵にある桓武天皇陵の北側に森林総合研究所がある。敷地は広いが人の出入りは無く、何となく近寄りがたい雰囲気がある。 伏見桃山丘陵にある桓武天皇陵の北側に森林総合研究所がある。敷地は広いが人の出入りは無く、何となく近寄りがたい雰囲気がある。
独立行政法人の一種、国立研究開発法人の一つで、森林や林業に関する試験、研究を行っている機関とされる。
ここ、関西支所は近畿、中国地方から北陸の一部を管轄に含んでいる。
意を決して門をくぐり、セコイア並木を抜けてメインの建物らしきところで、おそるおそる見学を申し出ると、職員さんが一人出てきて、森の展示館の鍵を開けて、灯をつけてくれて見学させていただく。
松枯れやナラ枯れ、森林の動植物の現状、人と里山の関わり等、国土の大半を森林に覆われている日本に住む者としては知っておいた方が良い情報や展示があり、非常に興味深い。
近所の学校から時折見学があるそうだが、一般の来館者はたまに来る程度らしい。
残念なのはせっかくの研究成果がほとんどの国民に伝わってないと感じる点である。平日の午前午後しか見学できないので一般の社会人はなかなか利用できない（ここの施設に限ったことではないだろうが）。
敷地の多くは樹木園となっており、落葉樹、針葉樹、常緑樹、竹林等、散策するだけでも気持ちが良い。
もう少し情報公開の体勢があればなあと感じた次第である。
所在地：伏見区桃山町永井久太郎68
交通アクセス
近鉄 京都線 「丹波橋」から徒歩9分
京阪電鉄 本線「丹波橋」から徒歩10本
※開館日：月〜金 開館時間：9:00〜12:00、13:00〜16:00 見学無料
※駐車場あり