京都縦貫自動車道（京都丹波道路）の沓掛ICの北、旧山陰道沿いに、大枝神社（おおえじんじゃ）という古社がある。 京都縦貫自動車道（京都丹波道路）の沓掛ICの北、旧山陰道沿いに、大枝神社（おおえじんじゃ）という古社がある。
この地（山城国乙訓郡大枝郷）の先住民の大枝氏の祭祀神が起源という。
創建当初は聖徳太子の幼児像も祀っていたことから千児明神と称されていたが、やがてここから700mほど東にある兒子神社に移ったらしい。
深い森を進んでいくと、拝殿や本殿（覆い屋に覆われている）、幾つもの摂社がある。
大枝氏は土師氏の一派で、桓武天皇の親族でもある。後に大江氏となり多くの学者、歌人を輩出する。子孫に戦国大名の毛利氏などもある。
周囲は鬱蒼とした林と竹林で覆われ、昼間でも暗い。今も春先のタケノコの産地である。
西には桓武天皇御母御陵（光仁天皇皇后陵）があり、大江のノ関跡、名水「弁天水」や、東に兒子神社など、歴史的な遺跡も多い。
沓掛周辺の散策には欠かせないスポットである。
所在地：西京区大枝沓掛町7-52
交通アクセス
市バス 西5、西6系統「桂坂口」から徒歩4分
京都縦貫自動車道（京都丹波道路）「沓掛」IC、「大原野」ICからそれぞれ車で2〜3分
※境内自由