木屋町二条、一之舟入跡のそばに人知れず素晴らしい庭園がある。 木屋町二条、一之舟入跡のそばに人知れず素晴らしい庭園がある。
戦国時代から江戸時代初期にかけて高瀬川をはじめとした京都や各地の河川を開削した豪商、角倉了以の邸宅跡でもある。
そんな庭園は見当たらないって？慌てるでない。まずは高瀬川そばにある日本食レストラン、がんこ高瀬川二条苑店に行こう。
実はこのレストランの敷地内に庭園は存在する。食事利用しなくても無料で見学できる。一度店内に上がり、自分の靴を持って庭園入り口に行こう。
見学自由といっても礼儀として店員さんには一言断るように。
江戸時代初期にこの地に角倉了以の邸宅と庭園が作られたが、明治に入ると山縣有朋が小川治兵衛に依頼し改修された。
別名、第二無鄰菴とも高瀬川二条苑とも言われる。
苑内は日本最大の吾妻屋風燈篭をはじめ巨大な庭石、石橋、茶庭など変化に富む。
四季折々の花木があるが、やはり秋の紅葉は格別である。
一般には知られていないため、ほとんど人はいないのでゆったりと回遊できる。
一枚岩の滝から始まる庭園のせせらぎは鴨川から取り込んだもので、まさに高瀬川の源流。
都心部にある、一服の清涼剤のような好スポットである。
所在地：中京区木屋町通二条下ル東生州町484-6（がんこ 高瀬川二条苑内）
交通アクセス
地下鉄 東西線「京都市役所前」から徒歩3分
京阪電鉄 京阪本線「三条」から徒歩6分
市バス、京阪バス、京都バス 系統多数「河原町三条」から徒歩4分
※レストランの営業時間内散策自由