近鉄「狛田」駅、JR「下狛」の東に木々の深い森がある。
森の中心に、紅い鳥居が印象的な神社がある。
春日神社という。なお、精華町内には他にも春日神社がいくつかあるようだ。区別するなら菱田地区の春日神社ということになる。
創建は不詳だが、室町時代初期建造の本殿は重要文化財。他にも慶長9年(1604年)銘の鉄釜、元和6年(1620年)銘の絵馬など文化財は多い。
割拝殿には白馬と黒馬の絵馬が飾られ、奥には極彩色の本殿が鎮座する。
本殿は割拝殿と塀に囲まれており、外からはのぞき見ることしか出来ない。
深い森は杉の巨木もあり、春日の森緑地として町が管理している。
散策には好適な苑地で、近所の人が犬の散歩やジョギング等に利用している。
緑地散策中、本殿の裏側が塀越しに見える。檜皮葺の美しい屋根が格調を表している。奈良の春日大社の分社として創建されたとも若宮殿を移したとも言われている。
所在地:精華町菱田宮川原58-2
交通アクセス
近鉄 京都線「狛田」から徒歩7分
JR 学研都市線「下狛」から徒歩8分
※境内自由