風俗博物館（京都裏道案内 384）が平成28年に移転したのだが、最近ようやく移転後の風俗博物館に訪れることが出来た。場所は西本願寺の北東で以前より少し南側の水色のビル。その5階にある。何度も言うが、怪しい施設ではない。 風俗博物館（京都裏道案内 384）が平成28年に移転したのだが、最近ようやく移転後の風俗博物館に訪れることが出来た。場所は西本願寺の北東で以前より少し南側の水色のビル。その5階にある。何度も言うが、怪しい施設ではない。
エレベーターから降りると、おお！まごうかたなき源氏物語の世界は健在である。
古代から近代に至るまでの日本の風俗や衣装を所蔵するが、ここでは平安時代の竹取物語、源氏物語をモチーフとした展示がメインとなる。
迫力のある1/4スケールで再現された、六條院という大邸宅のジオラマ。人々の装束の色彩の鮮やかさ、美しい髪、建物や小物に至るまで再現性は見事。うっとりすること請け合いである。撮影も許可されているので自由に撮ることが出来る。
宮中の世界をのぞき見するような背徳感にぞくぞくする（笑）。場面ごとに詳しい解説が書かれており、また渡される冊子にも時代背景や登場人物等の説明があり、展示と見比べるとさらに深く理解できる。
年二回の展示替えで、また違う場面が再現されるので飽きること無く訪れることが出来る。
以前よりは展示スペースはやや縮小されている。その分、等身大の装束展示等、新しい趣向も凝らされている。
平安時代の装束に興味がある方は必ず訪れておくべきスポットである。
所在地：下京区堀川通新花屋町下る住吉町
交通アクセス
地下鉄 烏丸線「五条」から徒歩10分
市バス 9、28、75系統「西本願寺前」から徒歩2分
市バス、京都バス、JRバス 系統多数「堀川五条」「七条堀川」からそれぞれ徒歩6分
※休館日:日祝、盆、展示替期間（ホームページ等で確認ください）
※入館料：大人500円