丸太町通と鹿ヶ谷通りの交差点に、泉屋博古館（せんおくはくこかん）という大きな博物館がある。 丸太町通と鹿ヶ谷通りの交差点に、泉屋博古館（せんおくはくこかん）という大きな博物館がある。
住友家が収集した美術工芸コレクションを保存公開するための博物館・美術館で昭和35年（1960年）に開設された。
泉屋というのは、江戸時代の住友家の屋号にちなんでいる。平成14年（2002年）には東京にも分館が開設されている。
収蔵品は国宝2点、重要文化財19点を含む3500点に及び、住友コレクションとも称される。特に古代中国の青銅器は質量ともに世界に類が無い。常設展示でも相当な見応えである。
他にも日本画や茶道具を中心に東洋の美術品や工芸品が豊富だ。
春と秋に企画展があり、これもレベルが高く、トークショーなどのイベントもある。
美しい中庭を眺めながらくつろげるスペースや無料の飲み物も用意され、ゆったりと過ごすことが出来る。
南禅寺や鹿ヶ谷の景勝地に囲まれ、敷地にも庭園が整備されている。
なお、この散策できる庭園（泉屋博古の庭）は無料なのでここだけ歩くのもありである。
南禅寺や永観堂、哲学の道にも近いので近くを通ったら立ち寄っていただきたい。
所在地：左京区鹿ヶ谷宮ノ前町24
交通アクセス
地下鉄 東西線 「蹴上」から徒歩15分
市バス 32、100系統「宮ノ前町」下車すぐ
市バス 32、93、100、203、204系統「東天王町」から徒歩4分
※休館日：月曜、年末年始、展示替え期間
※駐車場あり