美山の北地区の茅葺き集落、その中心地のやや東に大きな茅葺きの民家がある。寛政8年（1796年）建築のこの茅葺き集落でも最大級の古民家である。 美山の北地区の茅葺き集落、その中心地のやや東に大きな茅葺きの民家がある。寛政8年（1796年）建築のこの茅葺き集落でも最大級の古民家である。
ここに藍染めの作家の親子が創作活動をしながら、2005年に藍染めの魅力を伝える美術館を開いた。
ちいさな藍美術館という名前だ。敷地には桜やアジサイ等四季の花が綺麗だ。
建物の北側は工房で土間になっている。藍甕が8つも並ぶ。化学物質を使わず本物の天然の藍を発酵させた本格的な藍染めだ。日によっては藍染め作業の見学が出来るらしい。
道具や装置も手作りで工夫されている様子が分かる。
作品の展示も美しくしつらえてあり、藍染めの美しい世界を楽しむことが出来る。
ミュージアムショップにはここで作られたストールや手ぬぐい、コースターなども買い求めることが出来る。見ただけでも良い色で質の高さが感じられる。
2階には世界各地の藍染めのコレクションが展示してあり、想像以上の見応えだ。
藍染めに対する愛情やこだわり、ぬくもりを感じることが出来る。
何よりも茅葺きの古民家の魅力も最大限活かしながらの展示は素晴らしい。茅葺き集落を散策の折は、ここも必ず覗いてみよう。
所在地：南丹市美山町北上牧41
交通アクセス
国道162号線「安掛」交差点から車で約8分
※入館料：大人300円
※休館日：木曜、金曜（祝日は開館）、冬期（12月下旬〜2月末頃）、不定休あり
※駐車場あり