589　宇治市歴史資料館（京都府宇治市）

　宇治市の市街地から見て、南の高台に宇治市文化センターがある。

　図書館、大小のコンサートホールなどがあるが、ここに宇治市歴史資料館がある。

　宇治は旧石器時代からの遺構があり、日本三大古橋の一つ、宇治橋が大化2年（646年）に架けられるなど水陸交通の要所でもあり、平安時代は貴族の別荘地となり源氏物語の舞台にもなる。源平合戦などの古戦場も多く、日本を代表する茶所であり多彩な企画展示が見られる。

　歴史講座や古文書の講習会も開催され、資料の閲覧も受け付けられている。

　全て無料で利用することが出来る。

　常設展示は最近始められたもので、宇治の製茶、巨椋池の漁業、干拓と米作りにスポットが当てられている。

　常設展示の奥、収蔵展示室では企画展示があり、年に5回くらい催される。

　あまり知られていない地味な施設であるが、興味のある企画展があるときは訪れてみると良いだろう。