綾部市街地から北、舞鶴若狭自動車道沿いにとっておきの牧場がある。高速道路からは白い風車などが見えて何があるのだろうと興味をそそる。 綾部市街地から北、舞鶴若狭自動車道沿いにとっておきの牧場がある。高速道路からは白い風車などが見えて何があるのだろうと興味をそそる。
これが今回ご紹介する綾部ふれあい牧場で、綾部市が設置し、民間企業が指定管理て運営している。ありがたいことに入園料も駐車場も無料に設定されている。
広い敷地にはヤギや羊、ポニーやうさぎ、ネコ、尾長鶏、ぶたなど多彩な動物が放牧されたり畜舎に飼われており、身近に触れることが出来る。
レストランや売店もあり、バイキングやジビエ焼肉のほか、ジャージー牛乳ソフトやイチゴシェイクなどのスイーツも楽しめる。
売店の売り上げのみで運営している施設なので経営は厳しいのだろう。あちこちに募金箱が置いてある。ウサギやヤギなどの餌やりは100円と安価ではあるが、餌のカップの返却を怠ると高額な罰金や綾部市中引き回しの刑もしくは園内の草刈りの懲役がある。食事をした際の食器の返却を怠っても同様の処置が行われる。そのためかここに訪れる子供たちは皆とても礼儀正しい。
独特の緩い雰囲気が非常に居心地が良い。バギーやバトミントン、ハンモックやアスレチック遊具等親子連れが楽しめる装置が随所に置かれている。会員制だが乗馬クラブもある（丹馬ライディング・クラブ）。
人気はこのブランコ。高い木にくくりつけられており、アルプスの少女ハイジのようにはしゃげる。
日本初？のネコ牧場というものもある。保護ネコが建物内におり、募金すると中に入ってネコと触れあえる。猫カフェでは無いのか、と思うがスタッフはネコ牧場です（キリッ）と言い張るので牧場なのだろう。
桜やツツジ、藤など四季折々の花木が美しいが、7月中旬〜お盆は広大なひまわり畑が出現し、最高の撮影スポットに。
自然観察や木登り体験などの体験メニューや春と秋のふれあい牧場まつりなどのイベントも開催されている。
10月は一転、写真のように15万本ものコスモスが満開になる。見応え抜群で中を歩くことも出来る。
とにかく来場者を喜ばせて増やそうと、限られたお金を使っていろいろ知恵を絞っていることが分かる。募金箱にも事情が書かれていたりして、それを読むとつい全力で小銭を投入してしまう。
ゴールデンウィークにはストロベリーキャンドルが満開に。ここまで大規模なのは圧巻だ。
市の施設という制限のためだろうか、夕方5時に閉園してしまうのは非常にもったいないが、子供だけでなく、大人やカップルも終日楽しめる素晴らしい施設である。
所在地：綾部市位田町桧前81
交通アクセス
JR 山陰本線・舞鶴線「綾部」から車・タクシーで10分
※入園無料
※休園日：火曜 開園時間：10:00〜17:00
※駐車場あり（無料）