烏丸三条から少し北に上がると、京都工芸伝統館というモダンな建物がある。 烏丸三条から少し北に上がると、京都工芸伝統館というモダンな建物がある。
京都の数々の伝統工芸品を未来につなげるための情報発信の施設として、平成15年（2003年）に開設された。
陶芸、木工、仏像、漆、金工、和紙、竹工芸、染色、和装など多岐にわたる展示を見ることが出来る。
各階ごとにジャンル分けされており、各工芸を代表する作家はもちろん、京都伝統工芸大学校の生徒や講師の作品も展示され、一部は購入も可能だ。
実演コーナーもあり、日によって竹工芸や仏像、蒔絵、陶芸絵付けなどを間近で見ることが出来る。特に仏像の制作は圧巻の迫力だ。
時期によっては全国の高校生の美術工芸作品の公募展である「美術甲子園」や京都伝統工芸大学、京都伝統工芸大学校の卒業作品展も行われており、このときは入館料は無料になる。
途方もない技術の蓄積を肌感覚で感じることが出来る。
生活様式の変化で伝統工芸が活躍できる場が少なくなってきているが、このような文化は残さないといけないと感じる。
単に伝統工芸を保存、維持するだけで無く技法やデザインを拡張、応用した作品も多く見られる。
交通アクセスも便利で、すきま時間の有効活用や悪天候時のお助け施設としても知っておいても良いだろう。
所在地：中京区烏丸通三条上る場之町606
交通アクセス
地下鉄 烏丸線・東西線「烏丸御池」から徒歩1分
阪急電鉄 京都本線 「烏丸」から徒歩8分
市バス 51、65系統、京都バス 45系統「烏丸三条」から徒歩1~3分
市バス 15、51、65系統、京都バス 45、61、62、63、64系統「烏丸御池」から徒歩2~4分
※入館料：大人500円
※休館日：火曜、水曜（祝日の場合は翌日振替）、年末年始