市役所の北、寺町二条の角に「八百卯」という明治時代からの老舗の果物屋さんがある。 市役所の北、寺町二条の角に「八百卯」という明治時代からの老舗の果物屋さんがある。
写真では分かりづらいが、店の左端に幅70センチくらいの人一人やっと通れる入口があり、急な階段になっている。
もしかして怪しい店でもあるのだろうかと胸が高鳴るが（何を期待してんねん）、2階にはYAOUフルーツパーラーというフルーツをふんだんにつかったデザートを出してくれる店がある。
狭い入口とはうってかわって店は意外に広い。さすがに知っている人は少なく、客はいつも無人か数名しかいない。
まさに隠れ家としてふさわしい場所である。
備品やポスターは日に焼けて色褪せ、ノスタルジックな古き良き喫茶店を彷彿とさせる。
なお、この果物屋さんは大正時代の小説、梶井基次郎の「檸檬（れもん）の店」の題材にもなっている。
メニューは100種類以上あって圧倒される。
写真は「フルーツサンド」。ご覧のようにフルーツがたっぷりと挟まれジューシーでおいしい。
季節のフルーツが盛られる「フルーツ盛り合わせ」もおすすめ。
また、この店ではパフェをパッフェと発音するので、注文するときはそのように言おう。
メモ
営業時間：11:00〜17:00
定休日：日曜（祝日は営業）
主なメニュー：フルーツ盛り合わせ 600円、フルーツサンド 600円、フルーツパッフェ 700円、
フルーツみつ豆クリーム 600円、フルーツパパイヤバスケット 1,000円 など多数
TEL：075-222-2585
交通アクセス：地下鉄東西線 「京都市役所前」より徒歩3分
市バス 1、3、4、10、15、17、32、37、51、59、205、快速205系統 京都バス 23、43系統など
「京都市役所前」より徒歩3分