今回ご紹介するのはラーメン屋「夜鳴きや」である。
京都のラーメン界にあって老舗の一角を占める店である。
通の間では「夜鳴きや行ってへんかったらモグリやで」「最近味落ちたしな」「親父の態度が気にくわん」「月に1回は食べないと気がすまん」など、愛憎入り交じる評価を受ける特異な店である。
場所は山科の国道1号線、国道大塚交差点を南に下がったところである。近年改装され、また駐車場も用意された。
夜鳴きやという屋号に関わらず、夕方6時で閉店する。さらに休日も多いことがラーメンフリークの気を逆なでする要因になっているようだ。
カウンターと座敷1室、15人ほどのキャパシティーでご覧のように繁盛している。
昔からの熱狂的なファンが多い。
メニューはシンプルで中華そばくらいしかない。1日15食限定の細切り肉入り中華そばは午前中に売り切れる。
で、これが中華そば。鶏ガラベースの醤油ラーメンである。
歯触りのいい細麺はするすると喉を通り、飽きのこない味である。
テーブルの上には漬け物とにんにくの醤油煮が置いてあり、食べ放題である。
ただこれを食べるとご飯を食べたくなるが、それをねらったのかご飯(この店では「めし」と表示されている)の価格が200〜300円と高い目に設定されている。
万人受けする店でないが「相性」が合えばお気に入りの店になるだろう。
メモ
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月曜、第一、第三日曜、年末年始、お盆など臨時休業あり
主なメニュー:中華そば 700円、細切り肉入り中華そば 700円、焼豚麺 1,000円、
めし 200〜300円など
TEL:075-592-9800
交通アクセス:地下鉄 東西線「東野」より徒歩13分
京阪バス 26、26A、82、82A系統「北大塚」より徒歩1分
※駐車場あり