平安神宮の大鳥居の南、ここに料亭馳走高月がプロデュースするうどん屋さんがある。
京菜屋といい、京料理のようなうどんが食べられる。
カウンター越しに板前さんが調理をするだけでも普通のうどん屋とは違う。日に二度仕込みをするため、16〜17時は閉店になる。
京懐石の椀物をイメージして、一鉢のうどんも京料理を頂くように楽しめる。どちらかというと、椀物の具の一つにうどんが入っていると言った方が正しいかも知れない。
豪華ではないが非日常の贅沢さを感じることができる。季節ごとに旬の素材のうどんが揃う。
写真手前は鯛麺、奥は海老うどんである。右はゆば寿司。
ごま豆腐や京菜など見た目にもきれいに盛られている。うどんは細めで柔らかいが腰がある。ごま豆腐がもちもちしてうまい。
一本だけ紅色の結びかけのうどんが入っている。箸でつまんで結ぶことで幸運・良縁を祈願するという演出もなかなかにくい。
つゆを口に含むと、鰹の香りが漂い、その後昆布の旨味がしばらく口中に広がる。麺類のつゆの域を超えたまさに京料理の椀物である。
朱塗りの椀も木をくりぬいて作った特注の器である。他では味わえないうどんとして、我が輩もイチ押しである。
メモ
営業時間：11:00〜16:00,17:00〜22:00
定休日：月曜（祝日の場合は翌日に振替）
主なメニュー：京しっぽく 1,050円、京ゆば 1,155円、鯛麺 1,260円、なま湯葉 1,260円、
えび 1,155円、すっぽん 1,785円、ゆば寿司 525円など
TEL：075-751-9401
交通アクセス：地下鉄 東西線「東山」より徒歩7分
市バス 5、特5、27、46系統 京阪バス 17、19系統「神宮道」より徒歩2分
市バス 系統多数「東山三条」より徒歩8分
※駐車場あり