宇治田原町の国道307号線、ほか弁屋さんの向かいあたりに店がある。
2007.7.15追記：2006年末に閉店しましたが、今は田中製麺所という名前で少し離れたところに移転営業しています。
宇治田原町の国道307号線、ほか弁屋さんの向かいあたりに店がある。
広い駐車スペースの奥に小さなプレハブ小屋。誰が見ても工事現場か資材置き場にしか見えない。
看板も謎の文字で読めない。小さく「たなか」とルビがうってある。正式名は「本格讃岐スタイル セルフうどんの たなか」である。
我が輩も何度も前を通ったことがあるが全く気が付かなかった。これはうどん屋さんである。しかも入魂のうどん屋さんであった。
店内は本場香川県のセルフスタイルを彷彿とさせる。ただ、自分で麺を茹でないセミセルフである。番号を付けた説明文が分かりやすい。また店主の元気の良い挨拶や対応が好感が持てる。
調理はすべて店主が行い、注文してから茹でるため待たされる。3、4人のグループで行くと15分は待たされるため、セルフの意味が無くなっている。
駐車場は観光バスも余裕でおける広さなので、団体様歓迎の文字もあるが、本当に団体が来たら大変なことになるだろう。
営業時間は5時までだが、店主が一人でうどんやだしを作るため、生産が追いつかず3時頃にはほとんど売り切れる。
水もこだわり、店内にはだしに使った水、うどんをうったり茹でる水が試飲用に置いてある。都会でなく茶所宇治田原の水にこだわったらしい。
ようやくありつけたうどん。讃岐風にかけうどんに別皿で天ぷらを頂く。
うどんはしっかり茹でてあるがコシ、喉越し抜群でうまい。讃岐風の固茹でとは一線を画す。
つゆも讃岐風にイリコだしだが、昆布の味が驚くほど効いていてうまい。これは讃岐うどんと京うどんの融合である。
出張や旅行で香川で讃岐うどんは数え切れないほど食べたが、この店が香川県にあっても上位にランクされるように思う。
嘘だと思うなら香川県民の方、一度食べて頂きご判断を。
メモ
営業時間：10:30〜17:00（ただし、ほとんど15時で売り切れ閉店になる）
定休日：日曜および不定休あり
主なメニュー：かけうどん 250円〜、ぶっかけうどん 280円〜、生醤油うどん 200円〜、
天ぷら各種 60円（えび天は150円）、定食メニューあり
TEL：なし
交通アクセス：京阪宇治駅より京阪宇治交通バスで「宇治田原役場南」より徒歩2分
国道24号・307号線 山城大橋より車で約10分
※大駐車場あり