JR亀岡駅から車で北に6分ほど走ると、へき亭という料理店がある。築300年を越える武家屋敷で雰囲気満天。
世界一辛い唐辛子として知られるハバネロを使った料理が噂になっている。
もともと亀岡市は日本で唯一ハバネロを栽培する町なのだが、今、そのハバネロ御膳が熱い。
店内は広く、様々な趣向を凝らした部屋がある。綺麗な庭もあり、時候の良い日は庭を眺めながら食べることもできる。
メニューはコースのみで3,150円(昼のみ)、5,250円、6,300円などが選べる。内容は季節に応じて変化する。
原則として一日数組しか客は取らないので予約は必須である。
ハバネロ御膳というのは通称で、通常のコースでにハバネロの各種調味料を使ったものである。店に任せても良いが自分で辛さを調節しながら食べる方がお勧め。
ハバネロの醤油や味噌なども販売しており、お土産にも好適だ。
この日の昼の献立は、自家製豆腐、サラダ、へき亭鉢(炊き合わせ)、揚げ物、豆乳鍋、古代米ご飯、漬け物、デザート(ハバネロアイスクリーム)だった。
季節感ある料理はどれも美味しい。ハバネロは少ずつ使えばそんなに怖くない。が、調子に乗って口に含むと大変なことになるのは実証済みである。
ハバネロアイスは甘さの中にぴりぴりくる感触が不思議。よく混ぜずにハバネロソースの塊を食べると「いだだだだだだ」となるので注意されたい。
この日は偶然、駐エジプト大使夫妻と鉢合わせた。彼らもハバネロ御膳のファンなのだろうか。
メモ
所在地:亀岡市千歳町毘沙門向畑40
営業時間:11:30〜14:00,17:00〜21:00
定休日:木曜、年末年始、お盆
主なメニュー:昼のコース 3,150円〜、夜のコース 5,250円、6,300円
TEL:0771-23-0889
交通アクセス:JR山陰本線(嵯峨野線)「亀岡」より車で6分
京都交通バス 「毘沙門」より徒歩3分
※駐車場あり