酷道とも言われる477号線、花背峠を越えた、花背の里に秘境のそば屋がある。 酷道とも言われる477号線、花背峠を越えた、花背の里に秘境のそば屋がある。
花竹庵（かちくあん）といい、大きな古民家で美しい庭、素晴らしいロケーションである。
なお、花竹庵という名は裏千家十四代家元が命名したという。
店内は囲炉裏、おくどさん、黒光りした柱、手入れされた庭など、癒しとくつろぎの空間。
ここのそば粉はもちろん、漬け物や容器に至るまで花背のものが使われている。また、膝掛け代わりに出される味のある布巾はお土産に持って帰ることが出来る。
近隣には、峰定寺（京都裏道案内131）、常照光寺（京都裏道案内167）などがあり、ドライブルートに入れるのがお勧めである。
メニューはシンプル。基本は花背そばになる。味の付け方で数種類のバリエーションがある。
まず笹の茶が振る舞われ、蕎麦の実雑炊、蕎麦味噌を和えた漬け物を頂く。その後に蕎麦が。写真の蕎麦は山椒味。蕎麦に山椒が練り込んであり、薬味で2つの椀に分けてある。
蕎麦は薫り高く、盛りは普通の一人前よりは大目である。決して安くはないが、満足出来る。
不定休もあるので、行く場合はあらかじめ電話した方がよい。予約すると、蕎麦の実ご飯をサービスしてくれた（必ずではない）。
メモ
所在地：左京区花背別所町
定休日：水曜、雪の日、不定休あり
TEL：075-746-0321,0800
営業時間：10:30〜14:00（土日祝日は16:00）
主なメニュー：花背そば（各種）1.600円、蕎麦麩田楽 700円、蕎麦ぜんざい 800円、
ソバアイスクリン 600円など
交通アクセス：京都バス 32系統「別所上の町」より徒歩2分
鞍馬寺より北へ、車で約20分
※駐車場あり