亀岡市南東部、国道423号線から府道732号線に入ると犬甘野(いぬかんの)という地域になる。
標高400mの冷涼な気候から蕎麦の栽培が盛んである。
その犬甘野の直売所に地元の犬甘野産蕎麦粉を使ったそばが食べられる季楽(きら)という食堂がある。
最初に断っておくがこの店、農家のおばちゃんがやっているため接客やサービス的なものは無い。良い悪いとかいう次元の話ではなく一切無いのである。
なので席に座って待ってても永久にそばは食べられない。強引におばちゃんを捕まえて注文の意思表示を明確に行おう。
また席が混み合って待っている場合は客同士で順番を確認しないと、勝手に順番が抜かされる。客同士の自治が要求される。
写真は手打ざるそば。見た目も不揃いでいかにも田舎の手作りという体である。
が、食べ進めていくとじわじわと蕎麦本来の噛み応え、香りやのど越しを感じることが出来る。食べ終わると、うまいなあと感じる不思議な感覚である。
飾り気は一切無し。ある意味プリミティブな蕎麦である。
ドライブやツーリングの合間におすすめの店である。
メモ
所在地:亀岡市西別院町犬甘野樋の口1-2
TEL:0771-27-2300
定休日:木曜
営業時間:10:00〜16:00
主なメニュー:手打ざるそば 873円、きつねそば 596円、卵とじそば 596円、
おろしそば 616円、そばがき 339円、ぜんざい 205円など
交通アクセス:京都自動車縦貫道(京都丹波道路)「亀岡」ICから車で12分
※駐車場あり