府立植物園の南、北大路橋東詰にみなもとというそば、うどん処がある。 府立植物園の南、北大路橋東詰にみなもとというそば、うどん処がある。
場所柄、観光客が来るようなところではないが、20年以上地元の人々に愛される、京都の庶民の味を体現したような店である。
店内に入るとおいしそうな出しの香りが漂う。
カウンターとテーブル席の適度なヤレ具合がほっとさせる。
うどんとそばがメインだが丼や地酒に酒のあてまで幅広い。深夜1時まで営業している。
出前の注文がひっきりなしに入り店員さんが忙しそうに出入りする。親父さんは注文を受けてもゆっくりとマイペースで調理。時の流れがゆっくりと感じる店である。
写真右はミニきつね丼。きつね丼や衣笠丼は京都の一種ソウルフードと言って良い。店毎に流派があるが、ここでは卵とじを加えると衣笠丼と呼ぶ。
甘い刻み揚げに鮮やかな九条ネギ、ご飯には出しが掛かっており、深みのある味を醸し出す。
右のうどんは変わり種の花巻。花鰹や水菜などの上品な具材にワサビが効いている。麺は当然自家製。出しは最高にうまい。先に鰹の香りが入り、昆布のうま味が残る。
京都らしい麺処である。
メモ
所在地：左京区下鴨上川原町2
TEL：075-723-6282
定休日：無休
営業時間：11:30〜翌1:00
主なメニュー：きつね 540円、志っぽく 756円、のっぺい 810円、にしん 918円、
ざる 648円、衣笠丼 756円、出し巻 648円、地酒など
交通アクセス：地下鉄 烏丸線「北大路」から徒歩7分
市バス 系統多数「北大路バスターミナル」から徒歩7分
市バス 1、204、205、206、北8系統「植物園前」から徒歩1分