東山近衛交差点の東、近衛通に面して白壁のスパニッシュな建物がある。
京都大学楽友会館といい大正時代に建てられた建物で国の登録有形文化財。
京都大学の教職員の学術交流の建物であるが、この中に誰もが利用できるレストランがある。
建物内は赤い絨毯、高い位置にある腰壁、高い天井と、侵入者を阻むような格調。
左手の廊下を進み、勇気を出してレトロなドアを開けると、広い開放的な空間。
スタッフは皆正装でホテル並みの丁寧な接客。店内は初老の紳士淑女が多く、学生食堂とは全く違う雰囲気。貸し切りの特別室もあるらしい。
かすかにクラシック音楽が流れる静寂の空間。
当然値段が心配になるが、日替わりランチは850円とリーズナブルなのでこれを注文。
この日のメインはポークチャップとエビフライと庶民的であるが、エビフライは開いたタイプでプリプリの食感。
文化財の中で歴史を感じながらのひとときはなかなかである。
メモ
所在地:左京区吉田二本松町36-1
TEL:075-753-7603
定休日:日、月、祝日(不定休あり)
営業時間:11:30〜16:30(L.O.16:00)、予約による夜間臨時営業あり
主なメニュー:日替わりランチ 850円、ビーフステーキランチ 1,500円、
ビーフカツレツコース 2,100円、サンドイッチ各種 700円、
スペシャルコース 3,300円、シャーベット 370円など
交通アクセス:京阪電鉄 鴨東線「神宮丸太町」から徒歩10分
市バス 31、65、201、206系統、京都バス 18系統「近衛通」から徒歩2分
※駐車場あり
※完全禁煙