京の奥座敷、貴船川沿いには、たくさんの料亭が川床を並べる。
京の奥座敷、貴船川沿いには、たくさんの料亭が川床を並べる。
清流の上で食べる川床料理は夏の風物詩であるが、なかなかに値段がお高い。
そんな中、夏場に1,300円で川床で流しそうめんが食べられるというのだから行かないわけは無い。貴船神社本宮を超え、中宮の手前にあるひろ文と言う料理旅館である。
ちなみに鴨川の納涼床は床（ゆか）といい、貴船や高雄は川床（かわどこ）という。一説には京の奥座敷、床の間という意味を含んでいるという。
流しそうめんは予約不可、駐車場使用不可、送迎不可と制限がある。11時に受付が開始されるが休日に11時過ぎにのんきに訪れると我が輩のように4時間待ちという地獄を見ることになるので注意されたい。
あらかじめ公式ホームページを参照しよう。
待つ間、貴船神社や周辺を散策し、ようやく順番が回ってきた。そこは暑さも疲れも吹っ飛ぶ素晴らしいロケーション。
涼しい中マイナスイオンを浴びながらあと少しの順番だ。待った甲斐があるというものだ。
案内された席の前に流しそうめんを流すレーンがある。レーンは決められているのでくれぐれも間違ってはいけない。
めんつゆ、薬味、わらび餅がセットされている。
流れてくるそうめんをすくって食べる。これがまた楽しい。決められたタイミングで流れてくるので自分のペースで食べられないのが玉に瑕である。ピンクの梅味のそうめんが来たら終了である。本当は食べているときの写真を撮りたかったがそんな余裕は無かった。
そうめんはコシがあり美味しい。意外に量がありお腹が膨れた。気軽に川床で食事が出来るのは素晴らしい。が、並ぶのは気軽では無いので覚悟されたい。
メモ
所在地：左京区鞍馬貴船町87
TEL：075-741-2147
定休日：年末年始、不定休
営業時間：11:00〜21:00
主なメニュー：昼の各種膳 3,800円〜、会席料理 8,600円〜、牛しゃぶ 8,000円、地鶏すきやき 8,000円、流しそうめん 1,300円など
交通アクセス：叡山電鉄 鞍馬線「貴船口」から徒歩約30分
京都バス 33系統「貴船」から徒歩9分
※駐車場・送迎あり（流しそうめんはなし）
公式HP：http://hirobun.co.jp/