宇治田原は日本茶発祥の地らしく、茶の製造所が多く、どこも品質は一級品でしのぎを削っている。 宇治田原は日本茶発祥の地らしく、茶の製造所が多く、どこも品質は一級品でしのぎを削っている。
特に抹茶、玉露、煎茶は非常にレベルが高いが、競合とガチンコ勝負をせず、あえてほうじ茶に命をかけているお茶の製造所がある。
それが今回ご紹介する高田通泉園である。見たとおり、店の色使いもほうじ茶を彷彿とさせる。場所は国道307号線、宇治田原工業団地を過ぎた湯屋谷である。
江戸時代寛政元年（1789年）から茶を栽培し、大正時代に製茶業に進出。
製造工場直営の店舗には自社のお茶やお茶のスイーツが並ぶ。
もともと京都は下級ほうじ茶を番茶と言って普段使いするもので、ほうじ茶に高級なイメージは無い。だが店内は抹茶、玉露、煎茶以外にほうじ茶のスペースが広く、ほうじ茶を使ったカステラ、わらび餅、クッキー、チョコレートなどが誇らしげに並ぶ。
レジ横にソフトクリームの販売コーナーがあり、数種類の自家製ソフトクリームがある。
当然ながら一押しはこのほうじ茶ソフト。
今や京都のスイーツの定番となった抹茶ソフトとは違う微妙な色。が、一口食べると圧巻の香ばしさ。表面にまぶされたほうじ茶パウダーの威力で、ほうじ茶以上にほうじ茶感を感じる。甘さは控えめであるが、余計な混ぜ物を廃した直球勝負の味にひれ伏してしまう。
実際この戦略は大当たりで、我が輩のようにこのソフトを食べたいがあまりに、遠路はるばる食べに来る連中が後を絶たない。全くもってけしからん店である（笑）。
メモ
所在地：宇治田原町湯屋谷長通45
TEL：0774-88-3939
定休日：年末年始
営業時間：9:00〜17:30
主なメニュー：抹茶ソフト 320円、ほうじ茶ソフト 320円、バニラソフト 270円、
お土産品多数
交通アクセス：京阪宇治交通バス「工業団地口」から徒歩8分
国道24号・307号 山城大橋から車で約18分
※駐車場あり