さて、N▽▽といえば、我が国の通信業界をほぼ独占している巨大企業であることは皆さんご承知だと思う。残念ながらこの企業には良い印象を抱いていない。それはこのような出来事があったからである。
この8年間、我が輩は5回にわたり引っ越してきた。電話番号も4回変わったがその都度N▽▽に連絡し、新しい番号に切り替えてきた。2回目の引っ越しの直後だろうか、我が輩の留守電に奇妙なメッセージが残されるのである。「毎度○○商店です、今度注文の品はいつお持ちしましょうか、連絡お願いします」などという録音が毎日のように入っているのである。
明らかに、この（我が輩にとって）新しい電話番号は最近まで使われていたのである。間違い電話も多く掛かってきて随分迷惑したものである。当時我が輩はこういうことは仕方のないものとして受け取っていて特にN▽▽に苦情は言ってなかった。
ただ3回目の引っ越しの時にまた電話番号が変わるので、対応したオペレーターに、以前間違い電話が多く掛かってきたので過去使われていない番号を希望したのである。しかし、過去の履歴はこちらでは分からないという変な答え（てめえのところが分からないでどうするのだ）で取り合ってくれない。仕方なく、N▽▽が一方的に示す5つの番号から選ぶ羽目になった。案の定、間違い電話が掛かってきた。誰でも覚えやすい番号を選ぶ傾向があるから、我が輩も使われたことのある番号を選んでしまったのである。かなり腹が立ったが間違い電話は2回ほどだけだったので、我が輩もいつの間にか忘れてしまっていた。
しかし、4回目の引っ越しの時にも電話番号が変わることになったので、今度こそはきれい（？）な番号をGETしようと、N▽▽に連絡を入れた際に、これまで間違い電話で迷惑を被ったいきさつを話し、少なくとも最近使われていない番号を教えてくれと要望したのである。しかし、選べる番号は機械が自動的に示すものからでないと選べないなどと全く事務的な応対である。ただ、「5つ示したうちの最初の2つは2年前まで使われている記録があります。後の3つはその記録が入っていないので恐らく5年以上は使われていません」と言うので我が輩は後の3つの中から電話番号を選び、これでつまらない間違い電話から解放されると安心したのである。
ところが、我が輩はN▽▽の体質を甘く見ていた。引っ越し後に早速「○○さんのお宅ですか？」という間違い電話が数件入ってきたのである。頭に来てN▽▽に苦情を入れたが、のらりくらりとはぐらかされた。何より、対応したオペレーターの名前などを聞いて記録していなかったので水掛け論になったのである。
この3回の出来事の中には、本当に偶然の間違い電話が含まれていたかも知れない。しかし、こういったことが繰り返される背景には我が輩のような（それこそ巨大企業から見ればゴミのような）ユーザーは明らかに軽視する体質があると思うのである。今度電話番号が変わるときには会話を録音し、証拠を残そうと心に誓ったのだが5回目の引っ越しでは電話番号は変わらなかったので、実行できていない。
今回は引っ越しの際の番号の変更に限った話をしたが、我が輩やその周囲でもN▽▽やN▽▽D○C○M○のサポートに関する苦情や不満は数多くある。今後、通信事業も自由化が進展はするだろうがこの巨大企業がそう簡単に体質が変わるとは思えない。我が家ではN▽▽をマイラインサービス指定することはないであろう。