この季節（7〜8月）は我が輩が仕事をする上で恐怖の季節である。それはこの高温多湿なさなかにスーツを着ないといけないのである。建物の中に居るときは良いのだが、移動の際には重いビギーバックを転がし、炎天下の直射日光に耐え、首元までボタンを留めてネクタイを締め、さらに上着を着るのである。あ〜書いていて暑くなってきた。
仕事先が駅から少し離れていて、しかもタクシーを使うまでもない距離なら最悪である。拷問のような暑さに耐えて、汗を拭きながら歩き、到着したときには既に頭の中はウニっていて思考能力が無くなっているのである。
上着を脱いでいてもあまり涼しくはならない。そう、長袖シャツにネクタイが何よりもいけないのである。あれのせいで体に熱がこもり、体温調節機能を阻害するのである。胸元が開くだけでも全然違うと思うのだが。ちなみに女性が胸元の大きく開いた服を着ているとつい目がいくのは「涼しそーでうらやましいなあ」という思いからである。＼(^^;うそうそ
南の国の人々が概してあまり働かないというのは、実は暑いさなかでは人間は働けないように出来ているのかも知れない。日本人だってそうなのだ。国民のほとんどが農民だった頃、夏は早朝に農作業をして昼間は家で寝ていたのである（今でもそうだが）。
もともとネクタイにスーツって夏でも涼しいヨーロッパの服装じゃないのか？こんなものを日本にそのまま当てはめること自体が無謀なのである。だれか日本人向けに新しいビジネスの服装を考えてくれないだろうか。そう考えているビジネスマンはきっと多いはずである。
でも、この服装のおかげで我が輩は肥らずに済んでいるのかも知れない。実は強制的なダイエットを実践しているのかも。