最近「ブロードバンド=広帯域通信」という言葉が徐々に聞かれるようになってきた。要するにすごーく速い通信が実現する回線のことである。これまで遅くてイライラしていたインターネットが快適になるということである。
しかしこのブロードバンドがこれまでも、そして今も遅々として進まないのはどういうわけか。一昨年、ISDNが高速通信を売り文句にしたのにはぶっ飛んだのである。64kなんてアナログモデムとそう変わらないスピードである。これが高速だなんてまるで詐欺のような商売である。あんなものは最初から「ISDNオワリちゃん」なのである。
要はN▽▽がISDNに莫大な投資をしたのでその回収の必要性があったわけだが、こんなことをしているからいつまで経っても通信事情が貧弱なままなのである。いつの間にかインターネット環境は韓国にも抜かれているではないか。国民全体に多大な損害を与える犯罪的な行為である。（もっともN▽▽が悪いと言うよりは郵政省の馬鹿な指導のせいだが）
多少速いADSLは「YAHOO! BB」が殴り込みをかけたおかげでようやく導入機運が高まっているが、まあ将来に向けたつなぎとして考えたら悪くはないかも知れない。
やはり光ファイバーが本命だが、既にN▽▽の支店までは敷設が終わってるのである。今の状況は高速道路はできているがインターチェンジがないようなものである。
N▽▽にお願いである。とにかく、経営資源を分散させる愚は避けて即刻各家庭まで光ファイバーを通していただきたい。インターネット事情が劇的に改善するどころか、今の不況を打破する起爆剤になるのかも知れないのである。