我が子も早いもので2歳半になった。子供の成長というものは見ていて大変興味深く、面白く楽しいものであるが、仕事の関係で普段なかなか接することができていない。
我が輩なりに彼女の世界観を考察すると我が輩のことをどのように認識しているか、非常によく分かるのである。
はっきり言って女王様である。喜怒哀楽は激しく、無理難題を我々両親に突きつけ、叶わないとなると90デシベルの大音響で泣き叫ぶ。このまま躾をしないと大変危険な状況になるのは明白である。
なんと言っても成長期なので食い物に目がない。自分が宇宙の中心にあり、一番近くには食べ物が回っている。その外側に母親（妻）が回っており、次にはアンパンマンやピカチュー、ドラえもんなどのキャラクターが位置する。その次にようやく父親（我が輩）の順番があるようである。
しかし、我々の両親（子供からすると2組の祖父母）がくせ者で、普段は意識の外にあるが、たまに会うと最優先で甘えるのである。まるでハレー彗星のようである。ハレー彗星が来たときは我々両親は無視されるのである。なんとキャッシュ、あ、いや現金なやつであろうか。
とりあえず、現状は太陽系で言えば我が輩は土星の軌道を回っているようである。このままではやばい、→天王星→海王星→冥王星と転落して消えて無くならないようにしなければならないのである。