前回の続きであるが、最初はまあ冷やかしのつもりでディーラーを巡ってみた。
まず気がついたのは5年前に比べてディーラーのセールスの仕方がずいぶん変わった点である。以前はどこに行っても「見積もり取りましょうか」と売る気満々だったのが、まず試乗を勧めたり、どういうカーライフを希望しているのかを聞いたり、ずいぶん洗練されてきたなあと感じたのである。
これが返って購買欲に火をつけることになった。車種については2人の子供がいるので安全性は大前提で、さらに積載性も重要である。とはいっても個人的にミニバンは所帯じみていやだし、ビジネスシーンにも使えそうなものがいいので自ずと絞られてくる。
こだわったのが見えないところにもしっかりコストを掛けていること、質感が高いこと、安全性を本気で考えている車ということである。維持費については駐車場で既に月に3万掛かるので、もう気にしても仕方がないということであまり考慮していない。結果的に国産車は対象から外れた。
ちなみに、これまでは車は中古車ばかりで新車は今回が初めてである。まあ、1度くらいは新車を買うのを経験するのも良かろう。
買って3ヶ月であるが、心配した故障やトラブルは今のところない。乗せた人（ほとんど車に詳しくない人ばかり）は皆ほめてくれるのでやはりうれしいものである。特に長時間走るとその傾向が強い。外見は地味であるが「脱いだら凄いんです」みたいな感じで気に入っている。
とりあえずは納得のいく買い物であった（ローンなのでまだほんの一部しか払っていないが）。