我が輩の車にはオンボードコンピュータが付いているのだが、何のことはない、区間平均速度、累計平均速度、区間燃費、累計燃費、瞬間燃費、推定航続距離、運転時間が表示できるのだが、普段は燃費計を表示するようにしている。
これがあるだけで運転がずいぶん変わるものである。人間心理としてやはり経済的に走りたい欲求があるので、燃費を意識するのである。
瞬間燃費モードにしていると、加速時にいかにガソリンを食うか実感するので、自然に急発進や急加速、無理な追い越しなどやらなくなるのである。時にはすかっと飛ばすのも良いが、こういう意識を持つだけで、感覚だが1〜2割くらいは燃費は変わると思う。
また、停車してアイドリングを続けていると、平均燃費がリアルタイムで悪化していく様子が分かるので勝手にエンジンを切るようになった（信号待ちアイドリングストップはまだやっていないが）。
友人の車にも燃費計が付いている。この車は昨年最も売れた車でもともと燃費は素晴らしく良いのだが、燃費計があると自然にマイルドな運転になるようである。
これは結構凄いと思った。全世界の車に燃費計が付けば、これだけで全世界の自動車燃料消費が1割削減できるのではないか。
同時に、経済運転を心がけることは安全運転にもつながる。燃費計なんてそんなに高いものではないし、省エネや安全運転の増進になるならこんなに安い投資はない。早急にすべての車に燃費計を義務づけるべきである。