このタイトルを見てドキッとしたならぜひ正していただきたいのである。
トイレで用を足したら手を洗うというのは当たり前のことではあるが、常々公衆トイレで見てるとどうもそうはなっていないのである。
男の場合、小便くらいなら手を洗わなくても支障は無いように感じるのはよく分かる。だって自分は困らないからね（そう、他人は迷惑する）。
まあ、太古の昔より農耕、狩猟、漁労のかたわら立ち小便をしてきたわけであるから人類のDNAに刷り込まれていても何ら不思議ではない。
とはいえ、最近の日本人の清潔志向はかなりのもので、子供なんかはちゃんと手を洗うようにしつけられているようだ。また、さすがにビジネスマン風の人はほとんど手を洗っている。
しか〜し！トイレに据え付けられた蛇口を頑なに無視する人々が存在する。だいたい40代から目立ち始め、70歳以上になると洗う人の方が珍しいくらいである。一度大の方を済ませても悠々と出ていく剛気なおじいさんを見て唖然としたこともある。
このようなものはしつけや習慣だから、日本人がだんだん清潔になってきた歴史を見るようで興味深い。まあ、行き過ぎた清潔さは確かに気持ち悪いが、トイレくらいは手を洗ってもばちは当たるまい。
読み終えて初めてドキッとしたあなた、明日から手洗い励行ですぞ。