「お弁当暖められますか」
コンビニなどで弁当を買うとよく言われる言葉である。当然、店側の好意でやってくれるわけだが我が輩の答えは常に「ノーサンキュー（日本語で言うけど）」なのである。
理由はあまり美味しいと感じないのである。電子レンジで温めると生野菜や漬け物まで全部熱くなってしまう。すごく気持ちが悪いのである。
元来弁当というものは冷めてしまうものという前提で作られており、長い歴史の中で冷めても美味しいメニューや調理が確立していると思うのである。また冷めても美味しくなければ弁当失格である。
温かさを売りにする弁当チェーンがあるが、あれはまだいいと思う。なぜなら作ったときの熱を保温するスタイルだからそんなに違和感がない（ごはんが湯気の水滴で濡れるのが玉にきずだが）。
いつかは電子レンジで再加熱しても美味しい弁当が出てくるだろう。でもそれまでは我が輩は加熱しなくても美味しそうな弁当を選ぶのである。