毎年、冬になるとお世話になる飲み物がある。そう、自販機で売っているコーンスープである。
初めて見たのは小学生くらいのときと記憶している。見たときは非常に驚いた。だってコース料理に出てくる高級（？）なものが100円で売っているなんて、素晴らしいと思ったのである。
特に、空腹の時はジュースや珈琲よりも得な気がするし、一応食事を始めたという疑似体験が得られるのでコーンスープは貴重なアイテムなのである。
しかしこの粒コーンがくせ者で、飲んでも大抵3粒くらいは缶に残ってしまうのである。たかが3粒とはいえ、正当な対価が得られないそのもどかしさは貧乏性の我が輩には許し難い事態であった。格好悪いが思いあまって箸などを突っ込んでコーンを取り出して食べたこともあった。
が、中学生くらいの時に偶然、全粒完食出来たことがあった。缶を回して飲んだのである。これで長年のコーンスープに対する征服欲を満たすことが出来、以来安心してコーンスープを食することが出来たのである。
最近では、缶に「回して飲むと粒が最後まで飲むことが出来ます」と書いてあるのでやはりこの方法は正しかったのである。
先月、久しぶりにスキーに行った際、ちょっとしたトラブルで山に残されたが、その時空腹を凌いだのは自販機のコーンスープだった。だがさすがに4本も飲むともう飲みたくなくなってしまった。
食品メーカーさんにお願いなのだが。そろそろコーンスープは飽きたので来シーズンはミネストローネかクラムチャウダーを発売して欲しいのですけど。(ﾟO゜)☆＼バキ