何を隠そう、我が輩はかつて自転車小僧であった。中高生のときは釣りを兼ねて琵琶湖や宇治川などに数十回も行ったものである。
自転車は最もエネルギー効率の良い乗り物である。健康的な上に地球環境にとても優しい。
しかし、今の交通行政に自転車という概念は無いように感じる。時々自転車に乗ってもストレスばかり感じる。街中に自転車道や自転車通行帯はほとんど無い。
歩道は本来走ってはいけないからやむなく車道に出るが、今度は路上駐車が容赦なく襲い、危ないことこの上ない。
歩行者からも自動車からも迷惑がられ、挙げ句の果てに地下鉄や駅に駐輪場はほとんど無く、置いたら容赦なく撤去される。
いい加減空港や無駄な道路を造るのをやめて、自転車に関わるインフラを早急に整備すべきである。
自転車通行帯や駐輪場を設けることはもちろん、スローライフならぬスロートラフィックを提唱すべきときが来たと思うのである。