車というものはモデルチェンジごとに大きくなるようだ。今のカローラはかつてのクラウンよりでかいし、コンパクトハッチの代名詞だったシビックも3ナンバーである。
昔は車幅1700mmを境に5ナンバーと3ナンバーに分かれ、税金等も大きく違ったが今はほとんど同じである。そこで各メーカーがモデルチェンジごとにこぞってサイズアップし、3ナンバー化してきた。
さすがに1800mmを越える車はこれまで非常に少なかったが、ここ2、3年これを越える車が急増しているのである。これは輸入車もそうである。今乗っている車もモデルチェンジしたが、何と横幅が75mmも拡大して買い換える気が失せたのである。
確かに近年は幹線道路の質も上がり、郊外の大型ショッピングセンターは駐車場も広いが、昔ながらの街道筋や生活道路は1800mmを越えると離合に気を遣うことも多いし、古くからの商店の駐車場は置くのも一苦労なことが多い。
まあ、本人が好きで乗る分には構わないが、他人が割を食ったりして釈然としないことがあるのである。
1800mm以下でも十分な居住性や積載性は確保できるはずである。あまりに大きな車が増えると互いにストレスが増えるのではなかろうか。そうならないようにメーカーも節度を持った開発を望むのである。