先日、久しぶりにテレビでドラえもんを見た。今更なんだが、あまりテレビは見ないものだから新声優陣のドラえもんは初めてであった。
声もそうだが、主題歌も変わってるし、よく分からないが何か画風も違うようで、もう別のアニメのように感じたのである。
我が輩はドラえもんと最初に出会ったのはマンガ本で、まだテレビアニメ化はされていなかった（年がばれるわな）。マンガを読む内に、自然に自分なりのドラえもんの声が出来ていたのである。
小学生の時、初めてアニメ化されたドラえもんは我が輩には衝撃であった。
何？この声？
我が輩にとってドラえもんはだめなのび太を助けるヒーローだった。だからもっと爽やかな声をイメージしていたのである。何だあの暑苦しいがらがら声？あり得ない！と嫌悪感すら感じたのである。
しかし時の経過と共に、ドラえもんの声はこうなんだと自然に受け入れるようになった。だから新しい声優の声だっていずれ慣れるに決まっている。
実は、今の声は原体験のドラえもんの声と比べるとむしろ違和感は少なかった。しかし、あれだけあくの強い声を20年以上も聞いてきたので慣れるには時間が掛かるだろう。
長寿番組の宿命ではあるが（サザエさんも随分変わったわな）、声のイメージは恐ろしい。実はアニメにとって声は生命線だったのである。いっそのことドラえもんは終わらせて、別の番組として立ち上げた方が良かったかもしれない。